以前学生ビザの取得方法について書きましたが、今回はそもそもカナダへ来るためにどういったビザの種類があるのか解説していきます。
1, ビザとは
そもそもビザとは渡航先の各国大使館や領事館で発行されるもので、発行を申請する際にはパスポートやその他の書類が必要となり、別紙で発行されます。
ビザには観光・就労・就学など様々な用途の種類があり、渡航目的によって申請するビザの種類が適切かどうかを確認する必要があります。
ということなのでビザは渡航先から発行される入国許可証といった感じでしょうか。
1-1, ビザとパスポートの違い
パスポートは自国政府から発行される公的な身分証明書であり、海外へ渡航する際には絶対必要です。海外でもパスポートが必要になる場面は、出入国だけに限らず、車や自転車のレンタル、証明書等の発行申請、バーや居酒屋に入店時、お酒を買う時、ホテルのチェックイン時など様々な場面で必要とされます。
結論としてはパスポートは自国から発行される公的な身分証、ビザは渡航先から発行される入国許可証ととらえるといいかと思います。
2, カナダビザの種類
カナダビザには主に以下のビザがあります。
① eTA (Electronic Travel Authorization) ⇒電子渡航認証、観光ビザに近いです。
②学生ビザ
③ワーキングホリデービザ
その他に永住権や家族用のビザなどがありますが別の機会に紹介します。
2-1, eTA(電子渡航認証)
こちらは観光や短期留学の方ににおすすめです。
オンラインで簡単に申請できますし、最長6ヵ月まで滞在可能です。
他国に行く際に、もしTransitでカナダを経由する場合にも申請が必要です。
申請はこちらから
ビザは取得する際にバイオメトリクスの申請や、必要書類を集めなければなりませんが、eTAはパスポートなどIDさえあれば取得できます。
$7 CAD (カナダドル)で申請可能です
有効期間は5年間(ただしパスポートの期限が切れた際には再申請が必要)
注意点として
・就労はできないこと
・往復の航空券を用意しないと入国できない
これらが挙げられます。
短期の語学留学のみを目的とした方ならこれで十分です。
2-2, 学生ビザ
僕自身はこのビザを取得して滞在しています。
留学期間(正確には滞在期間)が6ヵ月を超える場合、または留学先の機関に学生ビザを取得するように指示された場合は取得することが必須となります。
学生ビザは学校の就学期間有効となります。
学生ビザの取得方法はビザ取得編に載せてありますのでご覧ください。
さらに学生ビザを有していれば働くことも可能です。
ただし主に学位取得を目的としている場合で就学期間中は週20時間以内、長期休暇中はフルタイムで働くことができます。
語学学校に滞在している場合や、学位取得が目的でない場合許可されていないことが多いです。
ちなみに僕のプログラムはVIRSというもので、こちらも以前の記事に記述しましたが、要は研究者用の留学プログラムです。
こちらのプログラムでは就労は許可されていますが、UBCのキャンパス内でのみ働くことができるという制約付きです。
こういった場合もあるので予め調べておくなり聞いておくといいと思います。
2-3, ワーキングホリデービザ
学校ではなく働くことを目的としたビザです。
期間は最長1年で30歳まで申請が可能です。
人生で一回しか使えないできないビザになるのでタイミングは考えましょう。
申請に失敗した場合は何回でも申請は出来ます。
ちなみに手順は若干学生ビザよりも複雑です。
まず一年間にワーホリビザを取得できる人数が決まっています。
(確か2019年は6500人程度)
まず申請し、抽選でワーホリビザを取得することを許可されると
ようやくワーホリビザを申請できるといった状況です。
抽選とはいってもカナダの移民局が積極的に動く時期には抽選待ちの人数よりも多くの人数を選出するときがあるので早めに申請しておけば間違いなく申請はできると思います。
枠はその年の1月から12月までの分なので
早めに申請し、抽選待ちに早めに加わっておくことをおすすめします。
こういった流れになるためワーホリ取得には少し長い期間が必要です。
全体で4か月程度は見ておいた方がいいです。
心配な方は半年前から動きましょう。
ちなみにワーホリ取得の詳しい手順は以下のサイトに載っています。
ワーホリシロップ
https://workingholiday-syrup.com/
かなり丁寧で分かりやすく解説されているので是非参考にしてください。
3, まとめ
以上がビザの種類となります。
自分の留学の目的に合わせたビザ選びというのはとても大切です。
事前に必要な書類や、期間、仕組みなどを理解してビザを申請するようにするといいですね!!
では今回はこれで。