未だにすべて理解しているわけではありませんが、今日は僕が調べた税制についてまとめます。
前回おおまかなカナダ全体の税制についてもまとめたのでご覧下さい。
カナダに行くんだけど税金の仕組みがよく分からない。カナダは税金が高いの?安いの?今日はこの疑問にお答えします。僕自身こちらに来て三か月経つまでレシート眺めて「よく分からない数字がいくつかある、、、、」と思うだ[…]
BC州の税制の概要
前回の記事で説明したのですが
カナダでは
GST(国全体で統一された税)と PST(州ごとに設定された税)
を合計したHSTが最終的に税として商品やサービスに加算されます。
そして現在のカナダのGSTは5%
バンクーバーのあるBC州のPSTは基本7%となっています。
つまり基本的には合計した12%が最終的に足されることになっています。
しかし、実際にはそこまで単純ではなく、様々な例外が存在します。
BC州が設定する様々な例外
それでは早速BC州が設定する様々な例外について紹介していきます。
・Accommodation(宿泊施設など)
・Vehicles(車両)
・Boats (船舶)
・Aircrafts(航空機)
・Liquor(お酒)
・Manufactured buildings(建造物を建てる)
・Tobaco (タバコ)
こんなに例外あるの?
まぁ正直長期で滞在しない限りしらなくても生きていけそうなものばかりですが。
それでは一つ一つ少し具体的に見ていきます。
Accommodation(宿泊施設など)
こちらは宿泊の際にかかってくる税です。
PSTの代わりに
8%+最大3%
計最大11%の税が追加されます。
この3%という数字は地区によってことなるようです。
主要な地区や観光地などは最大の3%が追加されている傾向にあります。
バンクーバーは3%となっており、宿泊費は11%の税とGST5%なので16%の税が追加されることになります。
Vehicles(車両)
こちらも細かい金額が設定されていますが、プライベートかそうでないかによっても税率が変わってくるようです。
そしてさらにその中でも金額によって税率が変化していくという制度です。
7-20%までの振れ幅がありますが
プライベートで車を買う時の税は基本的12%だと思っていただいて大丈夫です。
高いですよね。さらにここにGSTが課されるので17%ということになります。
Boats (船舶)
こちらは車両程細かくはなく、プライベートで購入の際は12%と設定されています。
基本的にプライベートで船買う人もなかなかいないので、そこまで気にすることはないとは思いますが。
Aircrafts(航空機)
プライベートではタービンをもっていない航空機そのものを買う時は12%、パーツを買う時が7%だとか。
難しすぎます。。。
バンクーバーだとプライベートジェットを持っているお金持ちも結構いるのだとか。
僕自身は乗ったことはないのですが、友人が乗せてもらい、バンクーバーの夜景を上から見たそうです。
とても綺麗だったそうです。羨ましい。。。
Liquor(お酒)
これはいわゆる酒税というやつですね。
一律10%ですのでGSTと併せて15%ということになります。
少し高いですが、日本よりお酒の価格は高くないので気になりません。
ただ、アルコールは決まった場所でしか買えません。基本的にリキュールストアにしか売っていないのです。
そして、買う際には身分証が必須という。かなり厳しいですね。
海外だから緩いと思ったら大違いで、お酒に関しては日本の方が緩いです。
Manufactured buildings(建造物を建てる)
新しく建物を建てる時の税です。
これは購入金額の何パーセントのうちの7%というややこしい仕組みになっています。
プレハブのような簡易建造物は購入額の45%のうちの7%
普通の家などは購入額の50%のうちの7%
作業をするための家(自営業などをするような場合)は55%のうちの7%がPSTとして計算されます。
Tobaco (タバコ)
メチャクチャ高いです。
タバコ一本につき29.5セント。
つまりたばこ一本につき25円の税ということになります。
20本で買うと$5.90 (500円くらい)
という感じです。
日本に行ったことのある外国人が口を揃えて言うのは
日本はタバコが本当に安い。です。
日本もタバコに税はかかっていますが、それでもそこまで高くありません。
まとめ
いかがでしょうか。
BC州の税制はとにかく細かいということが分かります。
全て完璧に把握するのは無理ですが、少し知っておくと
「なんで税がこんな高いんだ!」とはならないと思うので少し知っておくといいかなと思うます・
中々触れる機会はないと思いますが、参考にしていただけると幸いです。
では本日はこれで失礼します。